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「再構築コスト」について

各アプリのカードに表示している「再構築コスト」は、そのソフトウェアを人力でゼロから作り直す場合の費用の概算です。作者が実際に費やした時間や費用ではなく、完成しているものを改めて一から作る場合のコスト(資産の再調達価格)を指します。

背景

現在のソフトウェア開発では、AI エージェントの利用量が、作れるものの量と質に影響します。多くの企業は AI を従量課金で利用します。完成済みのソフトウェアは、開発期間や従量課金を要さず、完成した状態で取得できます。再構築コストは、取得・譲渡を検討する際の参考値です。

算出方法

行数だけでは、繰り返しの多いコードと新規性の高いコードを区別できません。そのため二段階で算出します。

  1. 行数(SLOC)を scc で計測し、コードとデータ(CSV / JSON / YAML など)を分けて数えます。
  2. その行数に、全アプリ共通のルールを当てて工数を見積もります。
工数(person-months) = 固定オーバーヘッド 0.5
            + コード行 ÷ コード速度
            + データ行 ÷ データ速度

再構築コスト(USD) = 工数 × 月額 $7,000     (概数に丸め)

速度は「人力で、完成・レビュー済みの状態にできる行数 / 月」を、難度ごとに分けた値です。

コード区分速度
高難度(新規の低レベル・グラフィクス・解読・エンジン)1,800 行/月orber(GPU / WGSL)
標準(一般的な Web / CLI / ゲーム / アプリ)3,500 行/月多数
反復(似た部品の量産・設定駆動)7,000 行/月tail-match(47都道府県のスクレイパー群)
データ区分速度
人手著作(翻訳・法令訳・言語データ)9,000 行/月noun-gender, osaka-kenpo
設定・生成物50,000 行/月その他

固定オーバーヘッド 0.5 person-months は、規模にかかわらず生じる設計・テスト・リリースの最低コストです。月額 $7,000 は、スキルのある請負開発者の標準的な単価です。

一貫性

各アプリで判断するのは区分の割り当てだけで、金額はルールに従って決まります。個別のアプリだけを調整することはありません。スケールを変える場合は月額などの共通の係数を変更し、全アプリへ同時に反映します。

区分の割り当ては Claude Opus 4.8 が各アプリのソースコードと説明を読み、上記の基準に従って行いました。この基準が判定への指示です。手順は再現可能で、アプリの追加時も同じルールを適用します。

補足

  • 行数の小さいアプリは、行数あたりの金額が大きくなります。固定オーバーヘッドを含むためです。行数は最終的な結果で、そこに至る試行錯誤やレビューはオーバーヘッドに含めています。
  • 「人力で作る」には、その技術の習得期間を含みます。新しい言語を扱えるようになるには年単位の時間を要します。
  • 厳密な見積もりではなく、全アプリに同一のルールを当てた概算です。

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